独身者の不満とは

一般企業でも妊娠中の女性に対する負担緩和のための制度が設けられていて、病院でも子供ができたスタッフに対しては時間短縮や夜勤免除などの優遇措置があります。看護師の仕事では夜勤や力がいる事も多いのでそれは仕方ないのですがが、その一方で独身の看護師や若手からはこんな声も聞かれます。

「子供のいる職員や妊婦は夜勤もなくて土日休めることも多いのに、私たちのような独身族はその代わりに優先的に入らされます。分かってはいますがやはり不公平のように感じます」

「上司からは『あなたたちも子供ができれば分かる』なんて言われますが、みんながみんな子供を持つわけでもないのに何だかおかしいと思います」

「子供ができたら産休に入って、戻ってきてもパートになる人が多いので独身の正職員の負担は増えるばかりです。産休は辞めたわけではないのでスタッフの補充もなくますます大変です」

「子供のいる人はすぐに『子供が熱を出したから』とか『子供の学校の都合で』と言って急に仕事を休んだり、予定を変えてきたりするので当てにできません。それで急に休まれると若手が休日返上で仕事に入ることになるので参ります」

確かに毎日忙しくしている他のスタッフからすればどうしても「子供がいる人は楽をしている」「自分たちが大変なだけ」と思われるかもしれません。しかし、逆に子供ができた事を報告して嫌な顔をされたり、退職を勧告されたという話もよく聞かれます。実際には子育てをしながら大変な思いで仕事と両立させている看護師も多く、一概に子供がいれば優遇というわけでもないのです。